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​以前、うちの車にステアリング・リモコンを付けました。もともとステアリング・リモコンに対応していなくて、車体に専用ハーネスさえも装備されてない状態だったので、ハーネスの自作、専用カプラーの調達、スパイラルケーブル交換、エアバッグ・インフレーターの移植、どのピンに目的の信号が来ているかの調査、ナビにどうやって接続するかなど、結構苦労しました。
まぁ、それはいいのですが、このステアリング・リモコンの照明LEDがすごく暗いのが気にいらない。真暗闇でもかすかに点灯しているのが目を凝らしてやっと確認できるほど。別に故障ではなく、トヨタ車のいわゆるトヨタグリーンというやつで、パワーウィンドウスイッチの照明にしても、灯いているかどうかわからないくらいに暗い。運転時に視界に入らないようにとの配慮なのでしょうが、それにしても、これではなぁ~。

​というわけで、内臓LEDの打ち替えを行いました。

まずは分解・・・

用意したのは3216サイズの白色チップLED。

20個入り200円でした。

もとからついていたLEDも小さい (写真左)けれど、今回使用したものは、もっと小さく薄い (写真右)。米粒の半分程なので半田づけには少々苦労したが、なんとか完了。

Before
After

実際に点灯してみると、すごく見やすくなり、満足。

改造のおまけ。

右側のスイッチは本来、フロント・サイドカメラ用のVIEW切り替えスイッチだが、うちの車にはそんなカメラは装備していないので、ただの飾りになってしまっています。これはもったいない。

それで、ふと思いついたのですが、このスイッチをナビの音声認識用マイク・スイッチに代用できないのか。

このスイッチを押したときにスパイラルケーブル経由でコネクタの9番ピンに信号が出力されることはわかっていたので、ダメもとで9番ピンからケーブルを取り回し、マイク・スイッチにバイパス接続してみました。

すると、見事、ステアリングスイッチでマイク・スイッチの代わりをさせることができました。

​マイクスイッチがステアリングスイッチに移動することで、それまでマイクスイッチとしていたスイッチの意味がなくなったので、これを別の目的で利用することにした。

バックするときには自動的にナビの画面がバックカメラ映像に切り替わるが、ギヤをバックに入れていない時でも後方確認ができるようにするためのスイッチにしてみよう。

​ナビにバックカメラ映像を映すには、ナビのバックセンサー端子に擬似信号として12Vを印加すればいい。スイッチを押すとバックカメラ画像に切り替わり、10秒程度で自動的に復帰するようにするために、タイマー回路を挟む必要がある。自作しようかとも思ったが、Amazonで目的に合致するモジュールが送料込み300円程度で売られていたのでこれを使うことにしました。自分で部品を集めて製作するより、桁違いに安いです。

​基板はステアリング下に設置。

ACC電源は以前に取り付けたドアミラー自動格納装置付近から分岐して取り出した。

単純にバックセンサーラインに12Vを印加すると、スイッチを押すことで、バックカメラ映像に切り替わるだけでなく、「ピー・ピー」というバックしているときに出る音も出てしまう。これは、擬似信号が車のコンピューターにも伝わってしまうことで起こるので、擬似信号が車のコンピューターに逆流しないように、ダイオードをかませておきます。

LEDも余っていることだし、ついでなので、パワーウインドウの「AUTO」スイッチの照明も打ち替えることにしました。

​ドアの内張はスピーカーの交換やなんやらで何度も開けているので、慣れたものです。

LEDは1個だけなので、交換はあっという間に終了。

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