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少し前にプロジェクターのランプを交換しました。経年劣化した古いランプと新品のランプでは、輝度や色合いなどの映像バランスがかなり変わってしまったので調整をやり直すことにしました。スターウォーズ・エピソード 3の発売も近いことだしこの際念入りにというわけで・・・
映像調整には「スターウォーズ」シリーズ等のDVDに収録されている「THXオプティマイザー」が便利だ。
案外知られていないけど、これは、ちょっとした隠し機能のようになっていて、音声選択メニューなどで「THX」の部分を選択すると現れるようになっている。
コントラストや明るさの調整は容易だが「色の濃さ」と「色合い」の調整には下の写真にある「THXオプティマイザーグラス」が必要だ。このオプティマイザーグラスはTHXの公式ページから入手可能のようだが、構造的には簡単そうなので自作することにしました。

さて、フィルターとなるセロハンをどこで入手するか、思案していたところ、偶然スーパーのお菓子売り場でおあつらえ向きのものを発見。それが、写真の「ポケモンGBA 3Dカードガム」だ。本来、赤と青のフィルターをつけたメガネで3D画像を楽しもうという子供向きの玩具菓子である。フィルターとなるセロハンが2枚必要なので、これを2つ購入。88円×2=176円也。付属?のガムは子供に「ほらよっ」と与えて、いざ、製作開始。
左右で赤と青に分かれたセロハンを真ん中で折り、赤と青を重ねあわせます。これを2組つくり、それぞれを「メガネフレーム」の両目にセットしてセロテープで固定。これだけである。製作時間約1分!!。
早速テストしてみた。
「オプティマイザー」の調整の3番目、「色の濃さ」と「色合い」の調整のところでメガネをのぞきながら各調整値を変更すると「COLOR」と「TINT」の各文字の明るさが変わるのがわかる。うまく機能しているようだ。「COLOR」の一つ一つの文字が同じ明るさになるように色の濃さを調整、同様に「TINT」の文字一つ一つが同じ明るさになるように色合いの調整をする。
これで、完璧な映像調整が可能になったわけだ。めでたし、めでたし。「トップ製菓」に感謝である。
プロジェクターだけでなく家中のテレビもこれで調整してしまいました。

ところが数ヵ月後・・・。
ひょんなことから、「THXオプティマイザーグラス」の本物を入手することに成功しました。

で、再調整してみましたが、本物の「THXオプティマイザーグラス」とポケモン版の調整値はみごと一致するではないですか。ポケモン版の完成度が100%であることが実証されました。

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